Thunderbirdで経済学部メールサーバに接続する手順
ここではMozilla Thunderbirdをつかって、経済学部サーバに接続し、メールを送受信する方法を説明します。
なお接続のプロトコルには、受信はIMAP4, 送信はSMTPを使います。
Mozilla Thunderbirdについて:Mozilla Projectの電子メールクライアント。MacOS X, LinuxのほかMS-Windowsなどでも利用可能。簡単な説明はここを。
1.経済学部アカウントの設定
ダウンロードしたThunderbirdを起動し、もし「設定移行ウィザード」が表示されたら、とりあえず「設定をインポートしない」を選んでください。
以下の説明では、経済学部で取得したアカウント名は、userとします。各自、自分のアカウント名に読み替えてください。
アカウント情報の入力と経済学部サーバの検索
「あなたの名前」に「user」、「メールアドレス」には「user@econ.fukuoka-u.ac.jp, 「パスワード」には「経済学部で取得したアカウントのパスワード」を入力して、「続ける」をクリック。
最新版のThunderbird 3.1なら自動的に使用サーバを探して来てくれて、面倒なアカウント設定の手間が大幅に省かれます。
そうすれば後は自動的にmail.econ.fukuoka-u.ac.jpサーバを検出し、尚かつIMAP接続で、ポートも指定してくれます。あとは「アカウント作成」でアカウントウィザードは終了です。
2.警告とパスワード要求
アカウントウィザードを終えると、
という警告が来ますが、ひとまず「接続する上での危険性を理解しました」にチェックマークをいれ、「アカウント作成」をクリックしてください。
さらにパスワードを要求されますが、そこには「経済学部で取得したアカウントのパスワード」を入力してください。
パスワードマネージャを使って(パソコン内に)パスワードを保存するかしないかは各自の自由です。保存しなかった場合は、サーバへ接続し直す度にパスワード入力を要求されます。
3.通信の暗号化などの設定
ここまでの設定で、一応の通信はできるかもしれませんが、特に学外からの接続の場合は、以下の設定が必要になることがあります。
自宅から経済学部に接続する場合は、まず民間のネットワークプロバイダの回線をとおりますが、回線業者によっては、OP25 Blocking(=送信についてはプロバイダ外のメールサーバにPort 25では接続させない措置)を実施しており、「受信は出来ても、送信が出来ない」という状況に陥る場合があります。この場合はいやおうなく、以下の設定を施す必要があります。
また、運良く通信できる場合も、学外からの接続に対しては、暗号化の施された通信を推奨します。
以下では、SSL認証やそのための設定について説明します。
アカウント設定を開く
「ツール」メニューから「アカウント設定」を選択します。
サーバ設定
これで、ここまでに設定した内容が表示されます。
「サーバ設定」は、「セキュリティ設定」の接続の保護が「STARTTLS」に、ポートは「143」が設定されているはずです。
そこで、「セキュリティ設定」の接続の保護を「SSL/TLS」に選択し直す。するとポートも自動的に「993」へと変更され、以下のようになる。これで完了。
送信(SMTP)サーバの設定
次は送信サーバへの接続の設定をします。具体的にはPort 25による接続から、SSLで暗号化されたPort 465の接続に変更する設定です。

「送信(SMTP)サーバの設定」を選択し、「user - mail.econ.fukuoka-u.ac.jp(デフォルト)」に合わせ、「編集」へ

初期設定では「接続の保護」は「なし」、ポート番号はデフォルトで「25」となっている。この場合は盗聴に無力であること、またOP25 Blockingで通信できないことがあります。

そこで「接続の保護」を「SSL/TLS」に選択し直す。するとポートも自動的にデフォルト「465」となる。「OK」をクリックして終了。これで通信サーバの設定は完了。
そして、これでもうIMAPプロトコルでメールを送受信する環境は整うはずである。